遠方の方への移動費用
よく会社の接待などで使われる言葉としてお車代があるのですが、結婚式に関してもこのお車代という言葉があります。
結婚披露宴で遠くから来られる方など、移動費用が高くなる方に対して、負担を減らす意味でお車代としてお金をお渡しします。
お車代は決まっているわけではなく、絶対に渡さなければならないという理由はないため、深刻に考えるような内容になっていないことに要注意です。
あくまでも遠くから来る方に対して、負担をかけてしまったので、その負担を減らしたいという意味で行う対応になります。
ほとんどの方が来たくて来られる方ばかりなので、お車代まで神経を使う必要はないというのが基本的な流れになっています。
お車代の知識
お車代は相場がなく、どのくらいの金額をお渡しするかは新郎新婦や家族で決めなければならない内容になっています。
ガソリン代を全て把握して計算するわけではないので、正確なお車代の把握は出来ず、大体このくらいという目測でお渡しする形になるので、気持ちという形でお渡しするとちょうどいい形になっています。
お車代はここまでくるまでにかかった費用をある程度負担するという意味ではなく、遠方から来て下さったお礼としてお渡しするという形がしっくりきます。
また、お車代は帰りに渡す形が多く、ばたばたしてしまう事が多いので、あまり多くの金額を包む事はやめた方がいいとなっています。
あまりにも多くの金額を包んでしまうと、渡す時に相手側が遠慮してしまうという事があるので、時間がかかる可能性があります。
お車代の決め方
お車代の金額の決め方ですが、どのくらい遠方から来られるかで詳細を決める方がほとんどという形になっています。
県外から来られる方は飛行機代もしくは新幹線代など少し高めの設定で約1万円渡す形になりますし、県内であれば5千円と遠方から来られる方の半額になります。
遠方から来られる方それぞれに金額を合わせて渡していると混乱してしまう可能性があるので、ある程度統一する事が重要です。
お車代は自分で決める事が出来るので、出来るだけ自分に負担がかからない形で対応する事が重要な事になっています。
お車代が必要な理由
お車代がなぜ必要かというと、それは新郎新婦の幸せを祝福するためにお仕事を途中で抜け出したり、家族の事を誰かに任せたりと手間をかけているからになります。
それぞれに都合や仕事がありながら遠方から来て下さる方に対して、感謝の気持ちの掲示として現金を渡すというのが一番しっくり来ます。
また、お祝金を持って来られるので、そのお祝金と交通費の両面で負担をかけないためにお車代だけでも渡したいという想いで対応している方もいます。
お車代が必要な理由は人それぞれですが、共通している部分として、少しでも遠方から来る方や私用に負担をかけて来て頂いているという形に感謝の気持ちを示したいと思って渡すという形があります。